生成AIが書いたバイオ系短編小説集



生成AIが書いたバイオ系短編小説集

テロメア無限バイト

やばい。マジでやばい。

俺の名前は冴木リュウジ。どこにでもいる超フツーの高校二年生だ!

期末テストで物理と生物をW赤点という神業を成し遂げ、夏休みの補習確定かと思いきや――俺の目の前には、なぜか「時給5万円」という狂った求人紙が一枚転がっていた。

【急募:細胞レベルでガッツのある方! 単純な試食・試飲作業です。バイオ系ベンチャー『超絶生命科学研究所(Hyper Bio Lab)』】

「時給五万……? ゼロの数、数え間違えてねえかこれ? 1、10、100、1000、万……マジで五万だ!!」

俺は叫んだ。学食のカツカレー(450円)が111杯食える計算だ!

親には「ちょっと友達の家で勉強合宿してくるわ!」と大ウソをつき、愛車のママチャリ(前カゴ変形済み)を爆漕ぎさせて、街の外れの怪しいビルへと向かった。

ビルの地下三階。重厚な扉を開けると、そこはドラマで見るような白くてピカピカな実験室だった。

そこに立っていたのは、ボサボサ頭に白衣を着て、なぜか左手に「焼き芋」を持った怪しいおっさんだった。

「やあやあ! キミが応募してくれた高校生くんかね! 私はDr.マッド……あ、間違えた。神楽坂(かぐらざか)博士だ!」

「あ、どうも冴木です。あの、時給五万ってホントですか?」

「モチのロンさ! ただし、君には我がラボが誇る世紀の発明『超テロメア活性化ドリンク・ゼリー味』を飲んでもらう!」

博士がシャキーン! と掲げたのは、蛍光ピンクに光るドロドロの液体だった。ぶっちゃけ見た目が完全にヤバい。毒だろこれ。

「あの……博士、これ飲むとどうなるんですか?」

「フフフ……生物の授業で習ったろう? 染色体の端っこにある『テロメア』のことを!」

「え? あー、なんか短くなるとハゲたり老けたりするやつですか?」

「その通り! テロメアは細胞分裂の回数券! それが尽きると細胞は死ぬ! だが、この『超テロメア活性化ドリンク』を飲めば、テロメア酵素が無限に暴走! 君の細胞は不老不死どころか、異次元の回復力を手に入れるのだーっ!!」

「えっ、じゃあ俺、ドラゴンボールのサイヤ人みたいになれるんすか!?」

「知らん! だから実験するのだ! さあ飲め、五万円のために!」

「うおおお! カツカレーのためにぃぃぃ!!」

俺は迷わず、蛍光ピンクの液体を一気に流し込んだ。味は「いちご練乳に電池を混ぜたような味」がした。

***

「ごちそうさまでした! ……ん? なんか別に何も起き――」

と言いかけた瞬間だった。

ゴゴゴゴゴ……と、腹の底からマグマのような熱気が湧き上がってきた!

「ギャアアア! 熱い! 腹が熱い!!」

「おおっ! 来た来た来たーッ! ゲノムが蠢いているぞ! 遺伝子組換え(物理)だーッ!」

博士がテンション爆上げでノギスとストップウォッチを構える。すると、俺の腕の毛穴から謎のピンク色の光がシュババババ! と放射され始めた!

「うわあ! 手が! 俺の手が伸びてる!?」

「落ち着け冴木くん! それはテロメアが爆発的に伸長し、細胞周期のG1期からS期、G2期、M期が0.0001秒サイクルで回転している証拠だ!」

「専門用語すぎて分かんねえよ! とにかく爪がめっちゃ伸びてく!!」

バキバキバキッ! 俺の爪が魔王みたいに30センチくらい伸びたと思ったら、次の瞬間にはポロリと取れて、また新しい綺麗な爪が生えてきた!

「はい爪生えた! また取れた! また生えた! 連射すんな俺の爪!!」

「す、凄まじい再生能力……! これなら……これならノーベル賞間違いなしだぁぁあ!」

博士が大喜びで踊り狂っていると、突然ラボの天井がドカーンと吹き飛んだ!

『ファハハハ! 神楽坂! その研究、我が「黒イカ製薬」がいただくぞ!!』

破片とともに天井から降り立ってきたのは、全身黒タイツに身を包んだ怪しい集団と、顔がイカみたいな仮面をかぶったおっさん(黒イカ男)だった!

「な、なんだお前らは!?」

「黒イカ製薬の極秘戦闘員だ! 神楽坂、そのテロメア無限増殖エキスを渡せば命だけは助けてやる!」

「渡すものか! これは私の特許料……じゃなくて人類の未来のための大切な研究成果だ!」

黒イカ男がチッと舌打ちをして、手下の黒タイツに命じた。

『やれ! 神楽坂を叩きのめせ! ついでにそこの高校生もモルモットとして回収だ!』

「ひえっ! 俺関係ねえじゃん!」

黒タイツの一人が、凶悪なバールのようなものを持って俺に飛びかかってきた!

「死ねぇぇぇ!」

バキッッッ!!

鋭い衝撃が俺の脳天を直撃した!

「冴木くーん!!」博士が絶叫する。

……ん? 痛くない。全然痛くないぞ?

頭を押さえてみると、殴られた場所に「ポコッ」と小さな瘤ができたのだが、次の瞬間にはテロメアパワーで細胞が爆速分裂! ダメージを治すために、頭皮から「アフロヘアー」がモコモコモコッ! と大爆発するように生えてきたのだ!

「な、なんだこの髪型はーっ!?」黒タイツが腰を抜かす。

「ククク……ダメージを吸収して毛髪細胞が過剰増殖したというのか!? 凄まじい防御力(?)だ!」博士が感涙している。

「よく分かんねえけど、今の俺は無敵だぁぁ!」

***

「行けーっ! 冴木くん! バイオの力を黒イカどもに見せてやれ!」

「おうよ博士! 食らえ、俺の超高速アポトーシスパンチ!!」

俺は叫びながら黒タイツ軍団に飛び込んだ! アポトーシスが何なのかよく分かってないけど、語感がカッコいいから叫んでみた!

バカッ! ドカッ! ガンッ!

「グハッ! こいつ、殴っても殴っても瞬時に傷が治りやがる!」

「しかも殴られた場所から変な肉芽(にくげ)が生えてきて打撃が効かねえ!」

そう! 今の俺の体はダメージを受けるとテロメアが「ウヒョー! 修復だぁぁ!」と狂喜乱舞し、殴られた箇所の皮膚がカチカチの角質層に強化されて復活するのだ! 腹を殴られれば腹筋がシックスパックを通り越して「シックスティーンパック」になり、膝を蹴られれば膝小僧がプロレスラーのニーパッドみたいに肥大化する!

「なんという進化のスピード! まさに歩くセントラル・ドグマだ!」

博士が謎の解説を叫ぶ中、俺はあっという間に黒タイツ10人を全員なぎ倒した!

『おのれ……よくも私の可愛い部下たちを!』

残るはボスの黒イカ男だ! 懐から怪しげな巨大注射器を取り出した。中にはドロドロした緑色の液体が入っている。

『フハハハ! こいつを見ろ! どんな細胞も一瞬でドロドロに溶かす最高級の「トリプシン&EDTA(強)」だ! これを注射されれば、貴様のテロメアとやらもバラバラのシングルセルになっておしまいだぞ!』

「ゲゲッ! トリプシン!? 高校の実験で使ったタンパク質分解酵素じゃん! マジで危険だ!」

「冴木くん逃げろ! トリプシン+EDTAは接着タンパク質を破壊して君を液体にしてしまうぞ!」

『死ねぇぇぇ! バイオ高校生!!』

黒イカ男が凄まじいスピードで突進してきた! 注射器の針が俺の首筋に迫る!

「やべえ! 避けれねえ!!」

ドスッ!

注射器が俺の首に刺さり、緑色の液体が全量注入された!

「あががが! 体が……体が分解されるううう!」

俺の体が、まるでスライムみたいにデロデロに溶け始めた! 手が溶ける! 足が溶ける! 俺がスープになっちゃう!

「冴木くーーーん! 無念だ……君のバイト代は君への香典として仏前に供えよう……」

「勝手に殺すな博士ぇぇぇ!」

その時、俺の体の中で異変が起きた!

『警告:全細胞の解離を確認。テロメア暴走モード発動。全能性幹細胞(iPS的なサムシング)へ強制リプログラミングを開始します』

脳内でなんかカッコいい機械音声が聞こえた(気がした)!

シュババババババ!!

「な、何だと……!? 溶けた液体が形を作り直しているだと!?」黒イカ男が目を丸くした。

そう! トリプシンでバラバラにされた俺の細胞たちは死ぬどころか「えっ? バラバラになっていいの? じゃあもっと増えちゃお!」と勘違い! 分化の限界を突破して、俺の体はドロドロのスープ状態から一気に巨大化して再構築され始めたのだ!

***

ドゴゴゴゴゴ!!!

ラボの壁を突き破り、そこに現れたのは――高さ5メートルを超える、全身が筋肉と細胞膜でできた「巨大冴木」だった!

「ウオオオオ! 体がでかい! 景色が低い! 視界がアホみたいに高いぞ!!」

「す、すごすぎる……! シングルセルからの細胞自己組織化(オルガノイド形成)が、たったの5秒で完成したというのか! まさに生命の神秘!」博士が大興奮でパシャパシャ写真を撮っている。

『バ、バケモノめぇぇ! これでも喰らえーッ!』

黒イカ男が腰のビームガンを引き抜き、光線を撃ってきた!

チュドーン!

巨大冴木の胸に光線が命中! だが!

「ムダだ! 今の俺の細胞密度はゾウの100倍! 傷ついた端からミトコンドリアが爆発してATP(エネルギー)を生み出しているのだ!」

俺は巨大な拳を振り上げた!

「食らえ! 遺伝子組み換えを行わない、安心安全の国産純粋ストレートパンチ!!!」

ドカーーーーン!!!

『ギャアアア、すみが言えなーい(イカだけに)!!』

黒イカ男は遥か彼方の空へと吹き飛んでいき、星となったのだった。

***

「やった……勝ったぞ! 俺たちのテロメアが勝利したんだ!」

「うむ! 見事だったぞ冴木くん! 君こそ真のバイオ戦士だ!」

元のサイズ(というか、なんかちょっと筋肉質になって身長が3センチ伸びた)に戻った俺と博士は、熱い硬い握手を交わした。

「さて博士。約束のバイト代ですが……」

「もちろんだとも! はい、時給5万円×3時間で、15万円だ!」

博士から手渡されたピン札の諭吉セット!

「うひょーーー! 15万! カツカレー333杯分だーーー!! ありがとう博士! 俺、この金でプレステ5買うよ!」

「ああ、持っていき給え! あ、そうそう冴木くん。言い忘れていたが……」

「ん? なんすか?」

博士がメガネをキラーンと光らせて言った。

「その『超テロメア活性化ドリンク』だがね。効果が切れると反作用で、『細胞分裂が一時的に逆回転して、全身が消しゴムくらいの大きさまで縮む』という微小な副作用があるのだよ」

「……え?」

言われた瞬間、俺の体がズズズズ……と縮み始めた。

「え? 待って? 服がガバガバになって……視界がどんどん低くなって……」

「安心したまえ! 3日も経てば元に戻る! それまでそのマッチ箱の中で過ごしたまえ!」

「ふざけんな怪しいおっさんーーー! マッチ箱は狭いんだよぉぉぉ!!!」

こうして、俺の狂乱の夏休みバイトは幕を閉じた。

縮んだ俺は博士の胸ポケットに入れられ、一緒にカツカレーを食べに行った(俺の分は米粒ひとつだった)。

まあ、時給15万貰えたし、物理と生物の赤点も「実地経験あり」ってことで免除になったから、結果オーライってことで!

みんなも怪しいバイトには気をつけろよな! バイバイ!


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